replace【置換 (正規表現可・関数指定可)】
replaceAll【全置換 (正規表現可・関数指定可)】
split【分割 (正規表現可)】
trim【両端の空白削除】
trimStart【先頭の空白削除】 ・trimEnd【末尾の空白削除】
trimLeft【左端の空白削除】 ・trimRight【右端の空白削除】
padStart【先頭パディング】 ・padEnd【末尾パディング】
String.prototype.replace【置換 (正規表現可・関数指定可)】
メモ
概要
- 文字列の置換 (元の文字列は変更なし)
- 最初に見つかった1個のみ置換
- 全て置換する場合は、正規表現の'g'(グローバル検索) フラグを使用
replaceAll【全置換 (正規表現可・関数指定可)】 でも可 - 正規表現も可
- 置換用関数の指定も可
- 内部から RegExp[ @@replace ] 【置換 (関数指定可)】を呼び出し
外部リンク
- ECMA-262 (英語)
String.prototype.replace (searchValue, replaceValue ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13)
構文
string.replace( searchValue, replaceValue )
置換後の文字列
searchValue文字列 または RegExp【正規表現】オブジェクト (詳細は下記参照)
replaceValue置換文字列 または 置換用関数 (詳細は下記参照)
searchValue | 'g'(グローバル検索) フラグ | 処理 |
---|---|---|
RegExp オブジェクト以外 | ― | 文字列変換し、初めに一致した文字列のみ置換 |
RegExp オブジェクト (正規表現リテラル) | false | 初めにマッチした文字列のみ置換 |
true | 全てのマッチした文字列を置換 |
replaceValue (文字列):置換文字列 (以下の置換パターンも利用可能)
置換パターン | 備考 |
---|---|
$$ | '$' 文字 |
$& | マッチした部分文字列 |
$` | マッチした部分文字列の直前の文字列 |
$' | マッチした部分文字列の直後の文字列 |
$n | n (1~9)番目のキャプチャ文字列 |
$nn | nn (01~99)番目のキャプチャ文字列 |
$<キャプチャ名> | 名前付きキャプチャ文字列 |
replaceValue (関数):置換用関数 ('g'【グローバル検索】フラグ使用の場合、一致回数分呼び出し)
引数名 (例) | 備考 |
---|---|
matched | マッチした部分文字列 |
capture1~ | キャプチャ文字列 (キャプチャ数分:名前付きキャプチャを含む) |
position | マッチ部分の開始位置 |
string | 置換元の全体文字列 |
namedCaptures | 名前付きキャプチャの連想配列 (キャプチャ名・キャプチャ文字列) |
戻り値型 | 備考 |
文字列 | 置換後の文字列 |
例
String.prototype.replaceAll【全置換 (正規表現可・関数指定可)】
メモ
概要
- 文字列の全置換 (元の文字列は変更なし)
- 正規表現も可 ( 'g'【グローバル検索】フラグ必須 )
- 置換用関数の指定も可
- 内部から RegExp[ @@replace ] 【置換 (関数指定可)】を呼び出し
関連
外部リンク
- ECMA-262 (英語)
String.prototype.replaceAll ( searchValue, replaceValue ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13)
構文
string.replaceAll( searchValue, replaceValue )
置換後の文字列
searchValue文字列 または RegExp【正規表現】オブジェクト (詳細は下記参照)
replaceValue置換文字列 または 置換用関数 (詳細は下記参照)
TypeError 例外正規表現の'g'【グローバル検索】フラグ未指定
searchValue | 'g'(グローバル検索) フラグ | 処理 |
---|---|---|
RegExp オブジェクト以外 | ― | 全てのマッチした文字列を置換 |
RegExp オブジェクト (正規表現リテラル) | false | TypeError 例外 |
true | 全てのマッチした文字列を置換 |
replaceValue (文字列):置換文字列 (以下の置換パターンも利用可能)
置換パターン | 備考 |
---|---|
$$ | '$' 文字 |
$& | マッチした部分文字列 |
$` | マッチした部分文字列の直前の文字列 |
$' | マッチした部分文字列の直後の文字列 |
$n | n (1~9)番目のキャプチャ文字列 |
$nn | nn (01~99)番目のキャプチャ文字列 |
$<キャプチャ名> | 名前付きキャプチャ文字列 |
replaceValue (関数):置換用関数 (一致回数分呼び出し)
引数名 (例) | 備考 |
---|---|
matched | マッチした部分文字列 |
capture1~ | キャプチャ文字列 (キャプチャ数分:名前付きキャプチャを含む) |
position | マッチ部分の開始位置 |
string | 置換元の全体文字列 |
namedCaptures | 名前付きキャプチャの連想配列 (キャプチャ名・キャプチャ文字列) |
戻り値型 | 備考 |
文字列 | 置換後の文字列 |
例
String.prototype.split【分割 (正規表現可)】
メモ
概要
- 文字列を指定セパレータ(正規表現可)で分割 (元の文字列は変更なし)
- 内部から RegExp[ @@split ] 【分割】を呼び出し
外部リンク
- ECMA-262 (英語)
String.prototype.split ( separator, limit ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13)
構文
string.split( [separator[, limit]] )
部分文字列の配列 (this が空文字列の場合、1つの空文字列を含んだ配列)
separatorセパレータ (文字列 または RegExp 【正規表現】オブジェクト (正規表現リテラル))
limit分割結果の配列数制限 (詳細は下記参照)
separator | 備考 |
---|---|
省略 | this を文字列に変換した値を返却 |
空文字列 | 1文字ずつの配列を返却 |
limit | 備考 |
---|---|
省略 | 232-1 253-1 |
0 | 空の配列を返却 |
例
String.prototype.trim【両端の空白削除】
String.prototype.trimStart【先頭の空白削除】
String.prototype.trimEnd【末尾の空白削除】
String.prototype.trimLeft【左端の空白削除】
String.prototype.trimRight【右端の空白削除】
メモ
概要
- 両端の空白 (ホワイトスペース)を削除
- 元の文字列は変更なし
メソッド 備考 trim【両端の空白削除】 両端の空白 (ホワイトスペース)を削除 trimStart【先頭の空白削除】
trimLeft【左端の空白削除】先頭(左端)の空白削除 trimEnd【末尾の空白削除】
trimRight【右端の空白削除】末尾(右端)の空白削除
外部リンク
- ECMA-262 (英語)
String.prototype.trim ( ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13) String.prototype.trimStart ( ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13) String.prototype.trimEnd ( ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13) String.prototype.trimLeft ( ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13) String.prototype.trimRight ( ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13)
構文
string.trim()
string.trimStart()
string.trimEnd()
string.trimLeft()
string.trimRight()
空白削除後の文字列
例
String.prototype.padStart【先頭パディング】
String.prototype.padEnd【末尾パディング】
メモ
概要
- 先頭 または 末尾を指定した文字列でパディング
メソッド 備考 padStart【先頭パディング】 先頭に文字列をパディング padEnd【末尾パディング】 末尾を文字列をパディング
外部リンク
- ECMA-262 (英語)
String.prototype.padStart ( maxLength [ , fillString ] ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13) String.prototype.padEnd ( maxLength [ , fillString ] ) ES2024 (15) ES2023 (14) ES2022 (13)
構文
string.padStart( maxLength[, fillString] )
string.padEnd( maxLength[, fillString] )
処理後の文字列 (元の文字列:maxLength < 元の文字列長)
maxLength処理後の文字列長
fillStringパディングする文字列 (省略:SP 0x0020)